報告

ヴェネツィア・カ・フォスカリ大学での活動報告

日本語ゼロビギナーを対象としたアクションリサーチゼロ
市嶋典子

写真:ヴェネツィア・カ・フォスカリ大学での活動(撮影筆者)

2016年5月から2017年3月まで,秋田大学研究者海外派遣制度により,イタリアのヴェネツィア・カ・フォスカリ大学のアジア・アフリカ研究科に客員研究員として赴任しました。ヴェネツィア・カ・フォスカリ大学にはイタリア随一の日本専攻があります。日本語と日本学を学んでいる学生たちは,およそ2000人にものぼるそうです。滞在中,ヴェネツィア・カ・フォスカリ大学のマルチェッラ・マリオッティ先生,早稲田大学の細川英雄先生と共に同大学の日本語ゼロビギナーの学習者を対象に,全16回の活動を行いました。活動内容としては,自分の好きなテーマを選び,そのテーマについて一人の人とじっくり対話をした上で,対話相手と自分の考え方の関係について考えていくものです(活動の詳細は,Mariotti & Ichishima(2017)をご覧ください[ダウンロード]。)

写真:ヴェネツィア・カ・フォスカリ大学での活動参加者達(撮影筆者)日本語ゼロビギナーである学習者達は私たちの予想を超える,創造的な内容のレポート集を作成しました。力作をここに掲載いたします。

レポート集
出典
  • Mariotti, M., Ichishima, N. (2017). Practical studies in Japanese language education: A report about Action Research Zero Workshop in Venice (Italy). Annali di Ca’ Foscari: Serie orientale, 53, 369-378. http://doi.org/10.14277/2385-3042/AnnOr-53-17-13